仕事人

社会にはいろいろな仕事があるよ。気になる仕事や仕事人をたくさん見つけよう!

東京都に関連のある仕事人
1993年 生まれ 出身地 神奈川県
齊藤さいとう 由衣ゆい
子供の頃の夢: パン職人
クラブ活動(中学校): テニス部
仕事内容
お金のことだけではなく、お客さまの未来のためになることをいっしょに考え、サポートする。
自己紹介
のんびりしたせいかくで、話し方や動きもゆっくりです。休日はゴルフや旅行など、意外とアクティブにごしています。
出身大学・専門学校

※このページに書いてある内容は取材日(2026年01月14日)時点のものです

お客さまの人生にい、お金にまつわるサポートをする

お客さまの人生に寄り添い、お金にまつわるサポートをする

わたしはりそな銀行おうてんしょうがいつとめています。しょうがいというのはいわゆるえいぎょうしょくで、お客さまのもとにうかがって、お客さまのおもえがく未来のじつげんのため、銀行でお手伝いできることをごていあんするしょです。わたしはその中でも、じんのお客さまをたんとうしています。「家族がえたので家を買いたい」「自分のさんを家族に残したい」など、お客さまのお金にまつわるご要望やご相談をお聞きして、さん形成やお金のそなえなどのごていあんをするという仕事をしています。
わたしたんとうしているお客さまは、りそな銀行でおこうゆうされており、当社できん以外のお取引をいただいているお客さまが中心です。ごねんれいもごしょくぎょうも今まで歩んできた人生もことなる、さまざまなお客さまにい、生命けんとうしんたく、ローン、相続など、りそな銀行であつかっている商品やサービスからさいてきなごていあんをしています。

何気ない対話の積み重ねが、お客さまとの関係を深める

何気ない対話の積み重ねが、お客さまとの関係を深める

わたしは毎朝8時10分ごろに出社しています。銀行にとうちゃくしたら、メールやぎょうれんらくかくにん、前日のしょたいおうなどをし、8時40分ごろから課内でミーティングをします。管理ルールといった社内の決まりごと、ぎょうに関連があるほうりつの改正ないよう、お客さまとのコミュニケーションに役立つニュースなど、さまざまなじょうほう共有をしています。その後、お客さまをほうもんする前に、どのようなお話やごていあんをするかを考えじゅんを進めます。
9時半から17時までは、お約束しているお客さまとの面談を中心に、来店されたお客さまのたいおうや、電話でごしつもんへの回答や面談アポイントしゅとくなどをしています。お客さまと対話をしながら、げんざいゆうしているさんを今後どのように活用するかのごていあんや、ごけいやくいただいているきんゆう商品のアフターフォローなど、お客さまのじょうきょうおうじたさまざまなご相談やごていあんをしています。
17時にまどぐちまってから18時半ごろに退たいきんするまでは、手続きをしたり、その日お会いしたお客さまとの会話やごらいないようの記録をまとめたり、よくじつこうに予定しているお客さまとの面談じゅんをします。
お客さまとの会話ないようをまとめるさい、「旅行に出かけられた」「お孫さんが生まれた」といった、一見ぎょうとは関係ないようなお話も記録しています。わたしにとってはお客さまとの何気ない対話もまた、お客さまと関係を深めていくための大切なじょうほうだからです。こうした何気ない対話の積み重ねが、お客さまとのしんらいを形づくり、相談がしやすい関係をきずくことにもつながると考えています。

しきこうしんに加え、周りと相談して進めることも大事

知識の更新に加え、周りと相談して進めることも大事

お客さまのお金にまつわるご要望やおなやみに対してさいてきなごていあんができるよう、りそな銀行があつかっている商品やサービスのしきこうしんし続ける必要がありますが、商品がはばひろいため、そこは苦労するところです。
わたし自身、かつて、商品しきが不十分だったために、お客さまにごめいわくをおかけしてしまったけいけんがあります。入社して数年たち、お客さまからご相談を受けてさん形成のプランをごていあんすることになったときのことです。あるていしきがついてきた時期だったこともあり、わたししきで組み立てたプランでごけいやくの直前まで話を進めていました。しかし、いざけいやく、というだんかいで上司にないようかくにんしてもらったところ、「もっとかくにんするべき部分があったのではないか」「別な考え方をすると、他にもよりさいてきな商品があるのではないか」とてきを受けました。
お客さまにはしゃざいをして、新たにプランをていあんし直すこととなりました。ごめいわくをおかけしてしまいましたが、「よりよくなるようにと考えて、正直に話してくれてよかったよ」というお言葉をいただくとともに、さいていあんしたプランでごけいやくいただきました。
こうしたけいけんから、勉強したしきだけにたよらず、周りと相談しながら進めていくことの大切さを学びました。今ではわたしもチームをひきいるマネージャーの立場になりましたが、時にはわかのチームメンバーからぎょうで学んだことを共有してもらったり、チーム内でのちょっとしたざつだんで仕事のヒントをたりなどして、自分のしきをブラッシュアップするようにしています。

さん相続のお手伝いも

遺産相続のお手伝いも

お金にまつわるご相談などを通して、お客さまの人生にう仕事をしていることもあり、時にはお客さまがくなった後、さん相続の場面に立ち会うこともあります。
に、わたしたんとう先でくなったお客さまがいらっしゃいました。相続のご案内をするためご家族にお会いしたところ、初めてお会いするにもかかわらず「お世話になりました」とお声がけをいただきました。ご家族は、くなったお客さまから、銀行たんとうであるわたしの話を聞いておられ、ごゆいごんしょを作るお手伝いをしていたことをごぞんじだったようです。
その後はご相続の手続きを進めていく中で、のこされたさんに関する手続きだけでなく、お客さまが身の回りのものをどうなさりたかったのかなどをご家族からごしつもんされるなど、ご生前のやりとりをお話しすることもありました。本来のぎょうとは関係ないことですが、わたしにできることはのうかぎりおちからえしました。一連のお手続きがかんりょうした後、ご家族の方からは、手続きのお手伝いだけでなく、ご生前のお客さまをいっしょに思い返すことができたことに、とてもかんしゃしていただいたことを覚えています。
さんへのていあんを通してお客さまの人生に深く関わることができ、お客さまやその次の世代の方にかんけいせいがつながっていくこと、そしてかんしゃしていただけることは、この仕事のやりがいだと思います。

お客さまのやりたいことをめいかくにし、さいてきていあんをする

お客さまのやりたいことを明確にし、最適な提案をする

わたしさん形成やライフプランのごていあんをするうえでしきしていることは、「お客さまはしょうらいどうしたいのか」をしっかりとうかがい、じつげんに近づけるようなプランを立てることです。例えば、「お金をやしたい」というご相談をいただいたときには、何のためにやしたいと思うのか、というお考えの根底をおうかがいするようにしています。そして、しょうらいに向けて何をじゅんすればよいのか、どのていそなえがあれば安心かを、時間をかけて対話しつつかくにんすることを大切にしています。
お客さまとしょうらいのことについて対話する中で、せっしてきたお客さまや身近な人のけいけんをモデルケースとしてお話しすることもあります。お客さまのじょうきょうたようなごけいけんをされた方々の考え方などを参考じょうほうとしてお話しすることで、お客さまはご自身のしょうらいのイメージがしやすくなります。
また、けん会社や不動産業者、ぜいといった、さん形成に関係するりょういきせんもんの方から業界の最新じょうほうることもしています。それぞれの業界から見て、げんざいはどのような相談が多いのか、その相談に対してどのようにたいおうすればよいかなどを聞いて、お客さまとの相談たいおうに生かしています。

人とせっし、を守る仕事をこころざして入社を決意

人と接し、価値を守る仕事を志して入社を決意

大学時代は法学部にざいせきしていました。入学当初は特にきんゆう業界へのしゅうしょくこころざしていたわけではなく、さいばんはんれいや、ちょさくけんなどのほうりつの仕組みへのきょうから、ほうりつを学んでいました。
しゅうしょく活動を始めて、改めて自分の好きなものや、やりたいことを考えるようになりました。そのとき、ぎょう選びのじくにしていたのは、「人とせっする仕事をしたい」ということ、そして「その人にとってがあるものを守る仕事をしたい」ということだったため、せっきゃくぎょうを中心にぎょうを見ていました。
その中でも銀行は、人とせっしながらさんというを守るという仕事ができますし、自分のアイデアを生かしてさん形成やライフプラン形成のごていあんができる点がりょくだと感じました。銀行を第一ぼうにしてしゅうしょく活動を進め、最終的にはりそな銀行に入社を決めました。
2016年に入社して、最初の3か月はまどぐちぎょうきんぎょうけいけんしました。1年目の8月ごろからしょうがいとしてほんかくてきに活動することになり、その後、今日にいたるまでずっと同じしょで働いています。
りそな銀行ではさまざまなかくしゅとくすいしょうされていますが、例えば、生命けんあつかうので、「生命けんしゅうにん」というかくしゅとくすることになります。そのほかにも「ファイナンシャルプランナー」などのかくがあるとさん形成に関する相談ぎょうをスムーズに進められます。こうしたかくは、働きながらでも十分にしゅとくできると思います。

自分のペースで、自然なコミュニケーションを心がける

自分のペースで、自然なコミュニケーションを心がける

小さいころは人見知りがはげしいせいかくでした。加えて、父親の仕事の都合でようえんや小学校を3回、変わっていて、友達ができても仲よくなる前にはなれてしまうことが多く、中学校に入る前まで人見知りが直らなかったとおくしています。
そんなわたしを心配した両親から、中学校から大学までいっかんの学校への進学をすすめられ、中学受験をして入学することになりました。進学した学校には生徒の自由を重んじる校風があり、気ままなふんの生徒も多かったです。そのおかげで、時間をかけてかんけいせいをつくることができ、そのままの自分で仲よくごせる友人と出会い、人見知りも少しずつかいしょうしていきました。
大学生になると人間関係が一気に広がり、サークルやアルバイト先、じゅぎょうなどで関わった人と話す機会もえました。人見知りの部分はまだ残っていたものの、自分らしいゆったりしたペースで人とせっすることで、今でもつながっている交友関係が広がっていきました。そこから、「人と話すことって楽しいな」と思えるようになったのです。
仕事でお客さまとせっするときも、極力、いつわらない自分でコミュニケーションを取ることを大事にしています。自分をよく見せようと対話をしてしまうと、不自然なコミュニケーションになってしまいますし、自分自身にも無理が生じて働きづらくなってしまうと思うからです。そのため、今もなるべく自然体でせっすることを大事にしていますね。

不安なときこそ、周りの人たちと関わり合ってほしい

不安なときこそ、周りの人たちと関わり合ってほしい

わかいうちは目の前のことにいっしょうけんめいになってごしていると思いますが、しょうらいのことを考えたときに、自分はどのような進路を選べばよいのかとまようこともあるかもしれません。インターネットやSNSでじょうほうしゅうしゅうをしたり、AIを使って回答をたりすることもできると思いますが、かえってじょうほうになってしまい、どのじょうほうが自分に合っているのか不安になることもあるかと思います。
そんな中でたよりにしてほしいのが、みなさんの周りにいる人たちです。しゃの方でも、友達でも、先生でも、自分とはちがったてんで意見をくれる人に相談をしてみることで、不安をかいしょうしたり、かいけつさくが見いだせたりするかもしれません。
これから生活をする中ではいろいろな人との出会いが待っています。わたし自身もこの仕事を通して、いっしょに働く仲間やお客さまと新たに出会う機会をたくさんいただき、広いてんから物事を考えて不安に立ち向かえるようになりました。不安なときこそ、周りの人たちと関わり合いながらごしてほしいと思います。

私のおすすめ本

大野 萌子
仕事柄、年齢層も幅広い方とコミュニケーションをとることが多いため、言葉や伝え方の方法について関心があります。言葉は、ちょっとした違いで結果や関係性が変わる大きな力を持つものなので、「言いかえ」のスキルは身に付けていて損はないと考えています。
ダニエル・キイス
高校生のころに読んだ小説です。知能が発達することで幸せになれると思っていたのに、実際には違う結果になってしまう。生きていくうえで、幸せややさしさとはどういうことなのか、考えさせられる一冊です。

もっと知りたいこの仕事人

取材・原稿作成:棚橋 千秋(Playce)・東京書籍株式会社/協力:株式会社りそな銀行