仕事人

社会にはいろいろな仕事があるよ。気になる仕事や仕事人をたくさん見つけよう!

東京都に関連のある仕事人
1963年 生まれ 出身地 兵庫県
ゆにくろしょうひんのせいさんユニクロ商品の生産
中嶋なかじま 修一しゅういち
子供の頃の夢: 海外で将来働けるようになりたいという事を思っていました。
クラブ活動(中学校): テニス部
仕事内容
ユニクロの商品を工場で作り,みなさんに届ける仕事。世界の人々と一緒に世界の人々に喜んでもらえる服をつくっています。
自己紹介
せっかちな人間だと思います。食事をするのも早いし,じっとしているのがいやなので,常に何かをしています。昔から体を動かすのが好きで,今は,ゴルフとスポーツクラブで運動をよくします。仕事の関係で,昔から週末必ずいろいろな店に行き,服や人を見るのが好きです。
出身大学・専門学校

※このページに書いてある内容は取材日(2020年03月19日)時点のものです

ユニクロの服をつくり,人々にとどける仕事

ユニクロの服をつくり,人々に届ける仕事

わたしはユニクロ・ジーユーを世界中でてんかいしているかぶしき会社ファーストリテイリングで,ユニクロの服をつくる「生産」という部門のせきにんしゃをしています。

服をつくるときは,まず,どのような商品をつくるか,そして,それをどれくらいのだんはんばいするかを決めます。そのあとで,服のデザイン,使うざいや原料を決め,工場での加工やほうせいを行って生産し,できた服をお店に運び,みなさんが買うことができるようになります。 服づくりのいろいろなこうていの中で,わたしがいる生産部門は,服をつくり,みなさんにとどけるまでの工程を,具体的には,原料の管理,工場とのやりとり,どれくらいの量を生産するか,だんをどれくらいにするか,などをたんとうしています。

海外の工場での服づくり

海外の工場での服づくり

ユニクロがつくる服は,そのほとんどを海外の工場で生産していて,いまは,中国,ベトナム,バングラディッシュ,インドネシアなどにけいやく工場があります。

新しく服をつくるためには,新しい工場が必要になるのですが,ユニクロの服をつくってくれる工場をさがすのもわたしの仕事です。こうとなる工場をいろいろな国に見に行くことも多いですね。

海外の工場には,ユニクロの服づくりはどのようなものか,ユニクロはどんなことを目指しているのか,あらかじめていねいに説明して,同じ気持ちで仕事をしてもらえるようにしています。

良い服をつくる

良い服をつくる

わたしたちは,良い服をつくって人々をがおに,そして,より良い社会をつくりたいと思って,服づくりに取り組んでいます。海外の工場の人たちにも,そういうユニクロの思いをしっかり伝えることで,同じ気持ちで服づくりをしてもらえると思っています。
良い服とは,かくや見た目,のうせいのことだけではありません。服は,原材料をつくる農家で働く人,工場での加工やほうせいをする人など,さまざまな人たちにささえられてつくられています。
服づくりに関わる人のけんそんちょうし,安心して働く事ができるかんきょうをつくること,それも服をつくるわたしたちの大切な仕事の一つです。

服づくりは,たくさんの人たちといっしょにする仕事

服づくりは,たくさんの人たちと一緒にする仕事

わたしの仕事は,月曜日に,世界中にあるユニクロの店のはんばいじょうきょうかくにんすることから始まります。前の週のじょうきょうを見て,すごく売れている商品があれば,その理由をぶんせきして,追加の生産をします。また,次のシーズンやその先のシーズンに向けてどんな服をつくるか,かくや開発のメンバーと打ち合わせをすることもあります。

生産部門のせきにんしゃとしての仕事は,いろいろな人と相談をしながら進めていくことがほとんどです。ですから,打ち合わせをすることが仕事,と言っても良いかもしれません。
世界中をどうしながら仕事をしているので,海外から日本のメンバーと,日本から海外のメンバーとテレビ会議をすることも多いですね。

海外で仕事をしたいというゆめじつげん

海外で仕事をしたいという夢を実現

海外しゅっちょうも多く,2週間に1回くらいは海外の工場やユニクロの海外の店に出かけています。このような海外での仕事は,高校生のときからのゆめでした。 わたしが高校生のころは,まだまだ海外は遠いそんざいでした。英語で流れるラジオをきながら,いつかは英語を使って海外の人と関わる仕事をしたいと考えていました。

大学ではけいざい学部に進み,勉強やクラブ活動のテニス,アルバイトにいそがしい日々をごしていました。特にアルバイトは,きってんそう,洋服のはんばいいんなど,いろいろなしょくしゅの仕事をけいけんしました。
そのときに,社会にはたくさんの仕事があり,そこで働く人にもさまざまな人がいるということを知り,そのことは今でもちょうざいさんになっています。

「人によろこんでもらえる服をつくる」というやりがい

「人に喜んでもらえる服をつくる」というやりがい

大学を卒業してから,服を仕入れてはんばいする会社にしゅうしょくしました。その後,30さいのとき,ファーストリテイリングにてんしょくしました。ファーストリテイリングに入社してからは,店のはんばいいんや商品のかく,商品開発や生産のせきにんしゃなどをけいけんしてきました。

ファーストリテイリングでの仕事で一番いんしょうてきだったのは,1998年に東京で初の都心のおおがたてんとなる原宿店をオープンしたときです。ちょうどユニクロが全国に知られ始めたころで,たくさんの人が店におとずれ,本当にうれしそうながおでユニクロの商品を買ってくれていました。その時,「この仕事は,たくさんの人をがおにする本当にやりがいがある仕事だな」と実感しました。 それから今もずっと,たくさんの人を幸せにする服をとどけたい,そのためにがんろうという気持ちを持ち続けています。

日本のユニクロから世界のユニクロへ

日本のユニクロから世界のユニクロへ

日本でユニクロの人気が定着したあとで,次は,世界の人にユニクロの服を着てもらう事にチャレンジすることになり,わたしは,アメリカににんしました。 日本とは文化もらしている人もちがかんきょうでしたが,アメリカの人たちもよろこんでユニクロの服を買って着てくれるようになったのは,とてもうれしかったですね。

わたしたちの願いは,人々が手に入れやすいだんで,ひんしつやデザインがすぐれている服をつくり,それを多くの人に着てもらうことです。それはかんたんなことではありませんが,ちょうせんし続けることで一つひとつじつげんしてきました。その結果,買ってくださる人たちから,「ユニクロの服は良いよね」とひょうしてもらえるようになりました。

目標に向かって問題をかいけつし,それをえていくことは,大変なこともありますが,楽しいことに思えてくるものです。

より良い社会をつくりたい

より良い社会をつくりたい

わたしたちは,世界中でたくさんの服をつくり,はんばいしている会社だからこそ,かんきょうを始めとする社会のさまざまな課題に取り組むせきにんがあると思っています。
服をつくるていで,原料をにしないこと,海外の工場とも協力して,工場での水や電気のをなくすことなど,かんきょうのことを考えた服づくりにも取り組まなければなりません。
また,ユニクロ・ジーユーの店ではお客様が着なくなった服をかいしゅうし,なんみんの方にとどける活動もしています。この,服のリサイクル活動には,たくさんのお客様にも参加いただき,毎年,多くの国の人たちに服をとどけています。

このように,服づくりを通して,より良い社会をつくる活動に積極的に取り組み,ぎょうとして持続のうな社会づくりにも力をはっしていきたいですね。

知っていることが多いほど,せんたくの自由が広がる

知っていることが多いほど,選択の自由が広がる

わたしは小さいころのけいけんに,ムダなことはひとつもないと思っています。成功も失敗も,すべてのけいけんが,みなさんが大人になるのに役立つものになるはずです。しょうらい,なりたい自分になるために,ぜひ「しきやす」ことを大切にしてください。世の中にはこんなことがある,こんな仕事があるということを知ることは,自分がそれをせんたくするチャンスになります。知らなければ,それを選ぶこともできません。

勉強もしきやすための大切なしゅだんです。ほかには,いつもとちがうことをしてみる,自分が好きなものとちょっとちがうものをさぐるのもおすすめです。いつも同じテレビやYouTubeをるのではなく,ちがうチャンネルや番組をてみると,新しいことに出合えるかもしれません。友だちも同じで,いつも同じ仲間とごすより,たまには全然ちがう友だちと話してみるとちがう世界を教えてもらえるかもしれません。
きょうのあることからでいいので,いろいろなことを知ったり,体験したりできるように,ぜひ,自分から動いてみてください。

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取材・原稿作成:日経BP