仕事人

社会にはいろいろな仕事があるよ。気になる仕事や仕事人をたくさん見つけよう!

東京都に関連のある仕事人
出身地 大分県
大川恵美おおかわえみ
子供の頃の夢: 看護師
クラブ活動(中学校): 吹奏楽部
仕事内容
ネットワークエンジニア
自己紹介
熱しやすく冷めやすい性格せいかくで、いろいろなことをやってみます。中途ちゅうと半端はんぱに止めてしまうこともありますが、すごく興味きょうみを持てば長続きします。頑固がんこで、一度言い出したら聞かないと周囲からは言われます。

※このページに書いてある内容は取材日(2015年04月13日)時点のものです

会社や学校などのコンピュータネットワークを構築こうちくする

会社や学校などのコンピュータネットワークを構築する

パソコンやスマートフォンなどの通信機器は,世界中のネットワークとつながることで,メールの交換こうかんやインターネット検索けんさく,SNSの利用など,さまざまなことができるようになります。今の社会では仕事はもちろんですが,日常にちじょう生活にもコンピュータネットワークはなくてはならないものになってきています。情報じょうほうをやりとりするところには,必ずネットワークがあるのです。わたし所属しょぞくする株式会社かぶしきがいしゃVSNは,情報じょうほう通信技術ぎじゅつをはじめとするエンジニアを育成し,さまざまな企業きぎょう団体だんたいなどに派遣はけんすることが主な業務ぎょうむとなっています。派遣はけんとは別の会社で勤務きんむする仕事の形態けいたいです。派遣はけん先のお客様の要望におうじて,社内,学校内や社会全体のコンピュータネットワーク(イントラネット)を設計せっけい構築こうちくし,管理・運用するのがネットワーク・エンジニアの主な仕事になります。

お客様の要望を実現じつげんさせるお仕事

お客様の要望を実現させるお仕事

一人の場合もありますが,だいたい4~5名のチームで派遣はけんされることが多いです。仕事の内容ないようはお客様の希望するネットワークをつくることで,派遣はけん先の要望によって変わります。勤務きんむ時間は派遣はけん先に合わせることになりますが,例えばネットワークの構築こうちくの場合,社員のみなさんが働いている時間帯にネットワークを止められないので,休日や深夜に仕事をすることもあります。わたしは入社して14年目になりますが,これまで5社の仕事をしてきました。短いところで半年,長いところでは6年くらいの派遣はけん期間になります。ネットワーク技術ぎじゅつはつねに進化するので,1つの仕事が終わり,次の派遣はけん先に行くまでの間は,トレーニングセンターで自分の技術ぎじゅつ知識ちしきをさらに高めるための勉強をします。次に身につけたい技術ぎじゅつについてや,資格しかく取得に向けての勉強をしながら,次の仕事の準備じゅんびをします。

苦労したあとの達成感は大きい

苦労したあとの達成感は大きい

ある大手企業きぎょうの本社移転いてんプロジェクトを担当たんとうしたときは,1週間ほど,睡眠すいみん時間もけずられるほどいそがしい思いもしました。このときは,チームが団結だんけつしなければやりげることができなかったと思いました。また,期限きげんが決められている仕事は,もちろん納期のうき絶対ぜったいに守らなければなりません。ときには,肉体的にも,精神せいしん的にも大変なこともありますが,終わった後は達成感を感じることができます。この仕事をやってよかったと後になって思える仕事は,苦労した仕事が多いです。

いろいろな職場しょくばを体験

いろいろな職場を体験

仕事をやりとげて,自分の中では達成感が得られることが1つの喜びですが,やはり,お客様に喜んでもらうことが一番うれしいですね。派遣はけん先の企業きぎょうの業種はさまざまで,関東だけでなく,関西や名古屋に派遣はけんされることもあります。環境かんきょうの変化にれなければいけませんが,ぎゃくの見方をすると,転職てんしょくをしなくともいろいろな職場しょくばを体験できるということになります。そのときそのときで,多くの人と話しができ,一緒いっしょに仕事ができることは,派遣はけん会社で働くメリットの1つではないかと思います。いろいろな職場しょくばで働けるからこそ,それぞれの技術ぎじゅつを身につけることができるので,スキルアップにもつながっています。

良い人間関係をつくることが大事

良い人間関係をつくることが大事

仕事をしていく上では,信頼しんらいしてもらうことがとても重要です。納期のうきを守る。約束したことは必ずやる。投げ出さない。これがわたしの仕事をする上でのポリシーです。また,人間関係をうまく作らないと,仕事もスムーズに進みませんし,新しい仕事をまかせてもらうこともできません。それはお客様だけでなく,派遣はけんのチーム内でも同じことです。自分ひとりではできないこともたくさんありますので,協力してもらえるように人間関係をきずくことが大事だと考えています。

きっかけは中学校のパソコンを使った授業じゅぎょう

きっかけは中学校のパソコンを使った授業

この仕事にくきっかけになったのは,中学校でパソコンを使った授業じゅぎょうが楽しかったからです。その後の学校選びでも情報じょうほう処理しょり前提ぜんていにしていました。そして,学んだことを活かせる仕事をさがしてVSNを選びました。わたしのようにそれぞれの専門せんもん分野を学んだ新卒社員もいますが,他の会社から転職てんしょくして社員になる人もいます。いずれにしても新入社員は,まずトレーニングセンターで研修けんしゅうを受けてから派遣はけんされることになり,とても教育熱心で人材育成に力を入れている会社だと感じています。

人の顔を見て話すことができなかった子ども時代

人の顔を見て話すことができなかった子ども時代

子どものころは,おとなしかったですね。小学校のときは,本当に仲の良い友達の家で遊んだり,本を読んだり。活発に外で遊ぶことはなかったですね。人見知りがはげしくて,だれかの背中せなかかくれているような子どもでした。ずかしがりやで,人の顔を見て話すことができないということが,高校生くらいまで続いていました。今でも人見知りですが,チームリーダーとしてチームをまとめるために積極的にコミュニケーションをするように心がけています。

自分のことを表現ひょうげんする力を身につけて

自分のことを表現する力を身につけて

私自身わたしじしん興味きょうみをもったことをいろいろやってきましたが,みなさんにはたくさんのことにチャレンジしてほしいですね。いろいろなことをやってみると,将来しょうらいどういう人になりたいか,自分が求めているものが,どこかで見えてくると思います。表面的にやっていると何も残らないので,何かに真剣しんけんむことはとても大事だと思います。もう1つは,自分の個性こせいを大事にしたほうが良いということです。わたしは,自分を表現ひょうげんするのが下手だと感じていました。仕事をするなかで,少しずつ自分を出せるようになってきたと思っています。どんな仕事でも自分の考えを主張しゅちょうしたり,気持ちを相手に伝えたりすることは重要です。ですから,子どものときから,自分のことを表現ひょうげんできる力を身につけてもらいたいと思います。

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私のおすすめ本

ミヒャエル・エンデ
小学校の1、2年生の頃に学校の図書室にあって読みました。すごく分厚い本で、自分でもよく読んだなと思います。物語の中に入り込んで、現実とはまったく違う体験ができるところ、主人公が成長していくところもおもしろかったですね。
アガサ・クリスティー
ミステリー作家として人気のアガサ・クリスティーの作品は100冊以上あると言われていますが、全部集めてみようと思い立ち、いま30冊くらいです。面白い作品はいろいろとありますが、有名な作品を1つあげるとするとこの本になります。何度読み返しても、最後まで犯人が分からず、改めて、この人が犯人だったんだと気づくところが、すごい作品だと思います。

もっと知りたいこの仕事人

取材・原稿作成:株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所/東京書籍株式会社