仕事人

社会にはいろいろな仕事があるよ。気になる仕事や仕事人をたくさん見つけよう!

愛媛県に関連のある仕事人
1970年 生まれ 出身地 愛媛県
飯尾いいお わたるわたる
子供の頃の夢: 絵をかいたり、なにかを新しくつくったりしたいと、ぼんやり考えていました。
クラブ活動(中学校): 自転車部 ※実在しませんが、独自にスポーツとして取り組んでいました。
仕事内容
パンフレットやホームページを作る
自己紹介
とにかく新しいことが好きで、いろんなことに興味きょうみがあります。そんな性格せいかくですから一日が24時間では足りないッ!都会も好きですが、田舎いなかも大好きなハイブリッド人間です。

※このページに書いてある内容は取材日(2013年12月03日)時点のものです

商品の見た目を工夫する仕事

商品の見た目を工夫する仕事

わたしはデザイナーとして,主にお店や商品を宣伝せんでんするためのパンフレットを作っています。パンフレットの他に,商品を包むふくろや紙,それからホームページをデザインすることもあります。どうすれば商品の本当の魅力みりょくをお客さんに伝えることができるかを考えて,商品の見た目を工夫することがわたし役割やくわりです。最近では,地元・愛媛えひめ西条さいじょう市のお客さんと,どのような商品を作ればよいかを一緒いっしょに考えていく仕事もしています。

自分のために規律きりつ正しい生活を送っています

自分のために規律正しい生活を送っています

朝一番にメールの確認かくにんをして,相手に返信をします。それから,その日の計画を見直して一日が始まります。事務じむ所での仕事が終わり,家に帰るとふたたびメールを確認かくにんします。これが基本きほん的な一日の流れです。その日の仕事は,その日のうちに終わらせることを心がけています。また,デザイナーの仕事は時間に自由な仕事だと思われがちですが,たとえ前日に夜中おそくまで仕事をしたとしても,次の日の朝はなるべく早く仕事に取りかかり,いつも通りの時間を守ることを心がけています。

新しいお客さんを見つける。期日を守る。

新しいお客さんを見つける。期日を守る。

わたしの仕事で苦労することは,新しいお客さんを見つけることです。このことに一番気を使っています。他には,お客さんに約束した期限きげんをきちんと守ることです。期限きげんに間に合うように仕事をすることは,お客様の信頼しんらいを得るためにとても重要です。しかし,何人かでチームを組んで仕事をすると,おたがいの情報じょうほうや意思が相手にうまく伝わらなくて,どうしても予定がおくれてしまうことがあります。このような事態じたいふせぐことが,一番大変です。

自分のデザインした商品が売れていく!

自分のデザインした商品が売れていく!

何もないところから,新しいものをつくっていくって楽しくないですか?それこそがこの仕事の魅力みりょくです。デザインができるまでには,色んな工程こうていがあります。その会社の歴史や文化をどう伝えればいいのだろうか…を,考えて,一まいの何もない紙に思いをいていきます。デザインの目的は依頼いらいいただいたお客さんの商品が売れることですので,試行錯誤さくごの末にデザインされた商品が,お客さんの目にまって買ってもらえた時は,本当にうれしいです。それが,やりがいにもつながっていると思います。また,自分がデザインに関わったイベントの当日に,人がたくさん来てくれて,「よかったよ。ありがとう!」と言われた時もとてもうれしいです。

お客さんの目線に立つ

お客さんの目線に立つ

わたしにデザインの仕事を依頼いらいしてくださるお店の方の目線も大切だけど,その商品を買ってくださるお客さんの目線になってデザインするということが最も大切だと思います。昔「つまらないなぁ~」と思いながら仕事をしている時期がありました。その原因げんいんは「マンネリ」,つまり,新しい工夫もせずに毎回同じことばかりり返していることだったのです。「マンネリをデザインでやぶろう!」そう思ったら,仕事が楽しくなりました。自分が楽しくなると仲間も楽しくなります。それにお客さんだって楽しくなります。わたしの会社名の「ワクタル」には,仕事を「ワクワクたのしくする」という意味がめられています。わたしにデザインをたのんでくださったお店の方は,お客さんが商品を買ってくださって,はじめて利益りえきが上がりますよね。こういうこともまえて,ワクワクたのしく商品を買ってくれるお客さんの目線になること。これが1番大切だと思うのです。

田舎いなかくささの魅力みりょくを広めたい!

田舎臭さの魅力を広めたい!

何かをデザインするという仕事には,子どものころから興味きょうみがありました。何もないところから何かを作っていくことが好きでした。そして,河野こうの昭二先生という地元の方に美術びじゅつを教えてもらい,その後,美術びじゅつ大学に進学して,初めは大阪おおさかの広告代理店に就職しゅうしょくしました。一時期,全然職種しょくしゅちがった,電気工事の仕事もしましたが,色々いろいろ経験けいけんをして,子どものころから好きだったこの仕事にたどり着きました。ありがたいことですね。なぜ都会ではなく,西条さいじょう市で仕事をしているのか?デザインの仕事となると都会へ出ていくのが普通ふつうかもしれませんが,今はインターネットが普及ふきゅうして,都会にいなくても何でもすぐにとどけてもらうことができる時代です。それよりも,「都会のきれいなものと,田舎いなかのベタ(ありきたり)なものとでは,どちらが心にひびくのか?」ということを思った時,「都会にはない田舎いなかくささこそ,味があって人の心を打つにちがいない。よし,この魅力みりょくを広めよう!」と考えたのです。

みんなをアッとおどろかせたい!

みんなをアッと驚かせたい!

小学校のころは「自分が何をしたいのか」というものが無かった子どもでした。むしろ,意味不明な行動をして,人のやらないことばかりをやるような子どもでした。デザインを意識いしきし始めたのは中学校に入ったころです。そのころはよく,サーファーの本を読んでいました。その影響えいきょうもあり,スケートボードを始めたのですが,周りにやっている子がだれもいませんでした。通販つうはんも無かった時代ですから,当然かっこいい服も無かったのです。そこで,「自分でやろう!」と思い,Tシャツにアクリル絵の具でいたことが,デザインに深く興味きょうみを持ったきっかけでした。友達が「そのTシャツどこで買ったの?」と聞いてきたので,「じゃあ,いてあげようか」と,その友達のTシャツに絵をいてあげました。しかも,だれも見たことのない絵をいて周りをおどろかせたのです。快感かいかんでした。みんなをアッとおどろかせたい!自分の出したものを見てもらいたい!今でもその気持ちは変わりません。その時の,それに味をしめて,今のこの仕事にたどり着いたのかも知れませんね。(笑)

視野しやを広く持ってほしいです。

視野を広く持ってほしいです。

これは,自分の反省もまえて言えることですが,世の中にどんな仕事があるのかを子どものころからよく知っておいた方が良いと思います。世の中には自分が思った以上に,たくさんの仕事があります。今から色々いろいろなことに興味きょうみを持って,視野しやを広く持ってほしいと思います。

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取材・原稿作成:西条市商工振興課 西川・福田・高橋、編集:(c)学校ネット株式会社